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りょうとも

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    学戦覚書

    涼とも

    なんか…そんなエグくないけどボコってるしキャラの思想偏ってるんでご注意



    「お前が何のために戦ってるか全然わからない。御託を並べようとお前も一年部隊長と同じ」

    「なんだと…」

    「そいつは同族嫌悪だ、そうじゃないならお前の信念が歪み始めてる」

    「……もっかい言ってみろ。」



    いきなり黒いものが視界を分断する。咄嗟にかわし、体勢を立て直そうとした。
    が、それを阻んで左腕に何かが絡みつく。
    前に引き寄せられた瞬間鳩尾に鈍い衝撃が走った。

    背中を強かに打って目を開けると、目の前に水色のフェイスペイント。

    「お前こそ、お前らこそちゃんと見てんのか。この国が、どれだけ骨抜きにされてんのかを。」

    体は涼平の体重で地面に押さえつけられていた。
    奉を睨みつける双眼が血の色に光る。

    「この国がどうなるかなんて誰もわかんねーよ。歴史なんて誰もしらねーよ。
    俺はそう思ってないけど、大国に従っておこぼれ貰って繁栄すっかもしんねー。
    でもそれが、行く末が俺らの決めたことじゃないのが俺は許せない。」

    首に回された手に力がこもる。

    「俺らの運命は俺ら国民が作る。お前らも、赤い奴らも国民だ。
    排除はしたくない。でも相容れないなら戦わなきゃいけない。
    だから必死で折り合い探してんだ。俺が見たい国にするために」

    「俺は”俺のために”国に命を捧げてんだ。お前はどうだ。考えろ。手前の頭で考えろよ。
    ウッスい反感だけで俺をあの女と一緒にすんじゃねえ!!!」


    ……あの女?何の話だ?


    「……あー〜〜〜っとぉ… うわ…サム…」

    全身にかかっていた荷重が消え、涼平が間合いの外に下がる。
    「ああ〜うーん なんか… 寒い感じになっちゃったね〜」

    気まずそうな笑みを浮かべている。


    「なんか、もう、無理かもしんないけど、まあ、考えて。
    考えて考えて、俺のとこに来たくなったら電話ちょーだい。」

    人の良さそうな笑顔の奥から、血の色がぎらりと光る。


    「黒軍はいつでも、寝返り大歓迎。」
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