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【シャムシャ様コスまとめ】実作業・アクセ編、ネイル編

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    シャムシャ様コスプレまとめ

    2018年7月16日の第7回Text-revolutionsにて、丹羽夏子さん(しゃしゃさん)(@shahexorshid)のキャラのシャムシャ様のコスプレをさせていただいたときのコスプレまとめです

    その三

     

    前回

    http://aqua.aquablue.raindrop.jp/?eid=896954

     

    ※テキレボレポというよりはコスプレ準備に重心が偏っています

    ※エエ年こいたお姉さんのコスプレ写真とか入っています

    〇アクセ編

     


     「カマール、新しい国王様の冠を作れとお達しだ。この仕事はお前に任せる。」

     できるのはお前しかいない、よくやれよ、と親方は白髪の混じり始めたひげを揺らしカマールの肩を叩いた。

     カマールは王家の抱える職人の一人である。工房の中ではまだ若いが、技術も芸術性もトップクラスであり次期棟梁と目される実力者だ。今回のことは大きな仕事を若い世代に任せ、育てようという親方の計らいでもあった。

    「“新しい国王様”なあ……おやっさん、こんな大仕事をおれにくれて嬉しいよ。でもよ、おりゃあその王子様はどうも腑に落ちねぇんだ。ハヴァース様じゃなかったのかよ、天子様はよ」

    「カマール」

    「すまん、おやっさん。いや心配はいらねぇ、仕事は勿論きっちりやるよ。」

    おりゃあプロだからな、と苦笑いする。

    「ただ、ハヴァース様は立派な御仁だったなってだけさ。おれらみたいなのに一人一人声をかけて、お若いのにまるでかみさまみてぇだったよ。」

    一言こぼしたいだけさぁね、とカマールは金属製のコップに注がれた水で舌を湿らせた。

    「ならいいけどよう。お前は拗らせ出すと頑固だからなあ。」

    「それは違いねぇ」

    はは、と笑いあいながら二人はテーブルの上のナッツに手を伸ばした。

     

    ***********

     次の日、親方とカマールは蒼宮殿に呼びつけられた。王から工房に正式な勅が下るという。

    王の謁見室は、職人たちが納品や打ち合わせに訪れる棟から、美しいタイル作りの門を三つくぐった先にあった。

    カマールたちがかしづく床にはひやりと冷たい御影石が敷き詰められており、そこから数段高い位置にある玉座は御簾で隔てられていた。部屋の両側には白い軍服の兵士たちが並んでいる。最も玉座に近い位置には黒褐色の髪の青年が立ち、紺碧の瞳でこちらを見据えていた。

     「(ハヴァース様の弟君だ…)」

    彼も王位継承順で言えば、年若い次期国王よりも上だったはずである。

    「此度はシャムシアス殿下のご戴冠支度を申し付ける。偉大なる蒼き太陽、尊きアルヤ王に相応しい王冠 (イクリール) を納めるように。」

     カマールが更に頭を低く垂れたそのとき、視界の端を白い影が横切った。

     飛び交う怒号に驚いて顔を上げると、兵士の一人が剣を振りかぶり御簾を切り裂いていた。同時に御簾の中から白い服を纏った高級武官が飛び出した。造反者が再び振りかぶった剣は武官の白く輝く長剣に受けられ、あえなく弾き飛ばされる。次の瞬間には白銀の長剣は赤く染まり、造反者の体は冷たい床に崩れ落ちていた。

     一連の騒ぎのせいで勅命の儀はうやむやのままに終わってしまった。職人たちはこのことを決して口外せぬよう厳命され、追い出されるように城を後にした。

     二人は呆然としながら工房に帰り着いた。親方が少し休むようカマールに声をかける。

    「その……驚いただろうが……別世界の事だからな……わしらは間違いなく品物を納めるのが仕事だ……疲れが出たならしっかり休んでから……」

    「いいやおやっさん、おれはちょっと落ち着いたらすぐにこの仕事を始めるよ」

     すっかり血の気が引いている親方とは対照的に、カマールの眼はらんらんと輝き遠くを睨みつけていた。

    「カマール、あまり無理は」

    「見たか?あの王子の、国王陛下のお姿を。」

     宝石のような蒼き瞳を、大河の恵みのような天色の髪を。

    「あの方を正しく飾る品を作らにゃならん」

     このおれがだ。

    ***********

     それからというものカマールは寝食もそこそこに工房に入り浸り、彼の王のための宝飾品を作り続けた。問屋を回って大量の宝石を仕入れ、良い意匠があればつけかえ、それでも満足できなければ座金から自分で作り直した。作業をする度に脳裏に蒼い少年の艶やかな姿が浮かぶ。

     いくつもの作品が反故にされ、弟子たちが使う部品へと解体された。

     月が一巡りした頃、親方は彼の作業場に弁当を持って訪れた。最初のうちはカマールの邪魔をせぬよう仕事に立ち入らなかったが、さすがに心配になったのだ。作業台を槌で打ち付け部品の成型をしているカマールの、頬は痩せこけ髪と髭は伸び放題であった。

    「大丈夫か。少しは何か口に入れろ」

    「ああ、おやっさん。時間がかかっていてすまない」

     それはとりあえずいい、まず食べろと強引に籠に入ったパンとチーズを押し付ける。

    「お前がこんなに苦戦するとはな」

    「……駄目なんだ、あの方に見合うものができてこない」

     ため息をつきながらパンをぼそぼそと齧る彼は、珍しく気弱な面持ちだった。

    「お前の技量なら必ず良いものになる。拘るのは大事だが、自分の実績をもうちっと思い出してみりゃいいんじゃねえのか。実際、試作品だってどれもこれもかなりのモンだぞ」

     部屋の隅に打ち捨てられた宝石と金の屑山を見やりながら親方は一番弟子の肩を叩いた。

    「だが…まあなんだかな、ちっとこりゃあ…お姫さんに合いそうな…」

     親方が零した瞬間、カマールは雷に打たれたように立ち上がった。

    「……そうだ、それでいいんだ」

    「どうした?」

     それでいい。おれは女神様を飾る至高の冠を作る。

     彼はパンを一気に口につめこみ、親方に礼を告げた後、慌てて作業に戻った。

    ************

     数日後、カマールは馴染んだ工房を後にして故郷への旅路についていた。

     

     あのとき、カマールの視界にかかっていた靄が瞬時に晴れていったかのように、何を作るべきかがはっきりとわかったのだった。

     

     あの王は、女神だ。

     

     それからの作業は早かった。見えている設計図に従って作っていくだけだからだ。太陽を表す花の座金に、王家の色の宝石を取り付ける。水の恵みは小粒の真珠に乗せて。無数に揺れる金のビーズは豊かな大地を約束するだろう。首飾りにはこの国を守る十神剣の宝石。

     

     女性用の宝飾品として作る、などと言えば親方に止められてしまったかもしれない。だからカマールは最高の品を作り上げた後、黙って工房を辞してきたのだ。恐らくあの冠を献上するかどうか議論になるに違いない。しかし作り直すことのできる職人がいない今、最終的には冠の品物としての価値が認められ献上されるという確信が彼にはあった。

     

     美しき新王は、必ずやおれの生涯の傑作を頭に戴くことになる。

     眼にして以来焦がれ続けた紺碧の髪に、金色の太陽が昇る様をありありと思い浮かべながら、職人だった男は渡し舟に乗り込んだ。

     


    「一度目にした蒼い太陽の美しさに魅了されてしまい、あの王に見合う宝飾品はこの程度のものではないと苦悩する王家御用達金細工職人ごっこ」である。

     当初、頭にはターバンのような帽子をつけようかと考えていた。しかしここで表紙担当のKさんのキャラデラフ画をひっそりと拝見し、パールの飾りを髪から垂らしたいと考えた。そして気が付くとパールだけでなくヘッドチェーンの材料を集めていた。完全にKさんのラフに引っ張られた形であった。

     ヘッドチェーン及び他の飾りの基調は金とパール、色味は少し差し色として入れるだけと、構想はすぐに固まった。青い髪を背景に太陽が輝くイメージだ。

    貴和製作所を物色していたところ、マジェスティックブルーという新色のスワロフスキーが出ているのを発見した。即買いである。

     

    まずチェーンと座金でベースを作り、ぶら下げるパーツを別途組み、それをベースに取り付けていく。

    ……物足りない気がする。

    もう一段階パールでパーツを作り、取り付ける。

    いや物足りない気がする。

    貴和で買ってイヤリングにしようと思っていたトルコ製のパーツを側頭部に取り付け、さらにチェーンでスタッズを作…

     

    サグラダファミリア、作業場に舞い降りた小さなサグラダファミリアである。

     

    とにかく作業中はもっと豪華にしないと、という強迫観念に追い立てられていたように思う。しかも普段アクセを作らないので、必要量が最初に一発でわからない。活動圏内のあらゆる手芸用品店をしつこく物色し、ちまちまと金色のパーツとパールを買い集める日々であった。

     

     

    当初作っていたものは最終的にパーツを買い替え(より良いトルコ製のパーツがあった)首飾りとなった

      

     

     

     

     

    制作過程

     

     

    最終形

     

     なお自作したのはネックレスとヘッドチェーンとイヤーフック。ブレスレット・指輪・アンクレットは既製品とした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    〇ネイル編

     

     「ところでネイルはどうしようとかお考えか」

    相方の問いかけに、爪は青く塗る程度を考えていると返したところ

    「これを買っておいた」

    とスッと渡されたものがこちらである。

     

     

     

     

     

     

     

     

    有能すぎるだろう。

     

    おかげでネイルについては全く困らなかった。イメージ通りの色を買ってきてバランスを整えて貼るだけである。

     

     

     

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